院長ブログ | 愛知県愛知郡東郷町にあるとうごう動物病院/犬・猫・ハムスター・フェレット・ウサギなどの病気の治療、ワクチン、フィラリア、マイクロチップ

院長ブログ

ハムスター 耳の腫瘍

Update: 2019.04.25

Category: 診療について

出血が続いていたハムスターの耳の腫瘍を切除。腫瘍の発生部位が耳の付け根で大規模な切除が必要かと思われましたが、幸い付着部は有茎状になっていて容易に切除できました。病理組織診断はオナー希望により行わず。

元気になってよかったね。

外科あるある

Update: 2019.03.14

Category: 診療について

動物に対する医療行為は、人から見れば善い行いであり、人から見れば、必要なことなのだが、当の動物側からすれば迷惑行為以外の何物でもない。
(ただでさえしんどいのに、とっつかまって注射打たれたうえ、なんで体傷つけられなあかんねん! とか思っているはず。。知らんけど。。(;^_^A)

手術でお腹を開けるのも、その原則は当てはまる。

「手術直後だから僕、自重しまーす!」とか言って、大人しくしていてくれればいいけれど。。。

写真は、他院にて急性腹症で試験開腹の後、縫合。その後、当院に3日程入院。退院してその1週間後の様子。
まれに、こんなことになっちゃう。しかし、この子の場合は、縫合時に獣医師側の技術的エラーがあった可能性も十分考えられる。
腹壁縫合時に組織を十分引っ掛けなかった可能性、縫合時に縫合糸に傷をつけてしまって、後で切れた可能性、結紮が不十分だった可能性、、、
医原性?腹壁ヘルニア。リオペ後は順調に回復しました。

よく、獣医は金がかかるといいますが、お金かかるんです。

その大きな理由の1つが、動物は治療に協力的ではない からです。
その動物の協力的でないところを見極めて、リスクをできるだけ相殺できるように対策を練り、事故が起こらないように動物を治療する。
そして、そのリスクについて飼い主に対する細かい説明。。当たり前ですが、様々な人がいますから、その人にとって最も理解しやすい言葉をチョイスしなくてはなりません。解りやすい言葉は曖昧さを内包します。対して専門的な言葉は曖昧さは回避できますが、難解になる。これは中々大変なことなんです←半分愚痴 (;^_^A。

それでも一定の確率で事故は起こる。。。

担雪埋井。。他山の石 としよう。。

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