ペットの病気と健康について | 愛知県愛知郡東郷町にあるとうごう動物病院/犬・猫・ハムスター・フェレット・ウサギなどの病気の治療、ワクチン、フィラリア、マイクロチップ

ペットの病気と健康について

角膜内皮ジストロフィー

中高齢のチワワやダックスに多くみられる目(角膜)の病気です。
ふつう両方の目に発生し、目の表面(角膜)が青白く濁ります。
痛みはなく角膜の白濁だけが徐々に広がっていきます。

角膜の内皮細胞が変性し、目の水分が角膜の内部にしみ込んで、水ぶくれのようになること(角膜浮腫)で濁りがでます。

ときに角膜の表面がはがれてしまうこともあり、こうなると痛みがでます。遺伝的な疾患なので完治は困難ですが進行をおくらせたり、やや改善させたりする眼薬はありますのでそれらを生涯続ける必要があります。

最近たくさん水を飲む

一般的に飲水量が増えている場合は動物にとってあまりよいことはありません。

最近よく水を飲んでいる姿を見かけるようなら、24時間でどのくらい飲んでいるのか

客観的に測定してみましょう。

 

 

方法は簡単です。
1. 24時間で飲みきれないような水(10kgの犬なら2リットルくらい)をおいておく。 置いておく水の量はしっかり量っておいてください。
2. 他の場所では水を飲めないようにしておき、24時間待ちます。
(例:朝8時から翌 朝8時まで)
3. 残った水の量を量って、初めに置いておいた水の量から引き算します。そうする とその子が24時間で飲んだ水の量がわかります。

 

例えば10kgの犬に対して、朝8時に2リットル水を用意したとします。 次の日の朝8時に1.4リットル残っていたとすると、その犬は24時間で600mlの水を飲 んだことになりますね。その場合、体重1kgあたりの飲水は60mlになります。

普通、体重1kg当たり100ml以上の水を飲む場合は身体に何か異常がおこっています。 また60ml以上100ml未満なら、病気の可能性があります。このような場合は、動物病 院で診察を受けた方がよいでしょう。 どのような病気が考えられるか、以下に挙げてみました。参考にしてください。

 

猫の場合、
 腎臓病(お年寄りの猫では一番多いです)
 糖尿病(以外と多いです)
 肝臓疾患
 内分泌疾患(甲状腺、副腎などホルモンの病気)
 その他、身体のどこかに炎症が存在(怪我など)

 

犬の場合
 内分泌疾患
  副腎
  甲状腺
  副甲状腺
  膵臓(糖尿病)
  脳下垂体
  子宮蓄膿症(子宮に膿が溜まる病気)
  肝臓疾患
  腎臓病
  心理的要因
  薬を飲んでいる
  その他身体のどこかに炎症が存在(怪我、歯肉炎、関節炎、皮膚炎、外耳炎など)

 

水を飲む量は簡単にチェックできる検査項目です。いつも充分注意してあげましょ う。ちなみに、人間にもあてはまります。

目がしょぼしょぼしている

犬や猫が目をしょぼつかせていたり、半開きにしていたりすることは

よくあることです。普通は涙もたくさん出ていることが多いです。
これは目に痛みがあるサインですから見逃さないようにしましょう。

大人しい子なら、先ず目の中に植物のかけらや砂等の異物がないかどうかをよく観察してみましょう。

可能ならまぶたを少し反転させて裏側も観察してみて下さい。
もし、異物が見つかったら、ホウ酸水(水道の水でも少量ならOK)を多めに点眼して異物を洗い流すよう

にしてみます。除去できればよいですが、とれない時は動物病院にかかるようにしましょう。
単純にウイルスや細菌による結膜炎の場合もあります。

眼が部分的に青白く濁っていたり、瞳(黒目の部分)が片方の目とくらべて小さくなっていたり(逆にと

ても大きくなっていたり)、白眼が充血していたり、と 眼球自体に異常が見られる場合にはなるべく早く

獣医の診察を受けるようにしてください。角膜(目の表面の透明な部分)や眼球内部の異常があるかもし

れませ ん。その場合は治療をなるべく早くはじめる必要があります。

異物もなく目自体もきれいにみえるのに、いつも目をしょぼしょぼさせて涙がたくさん出ている子もいます。

そのような犬猫のまぶたをよくみると、多くの場合、逆さまつげが生えています。心当たりのある方は一度診察を受けるといいでしょう。

目がおかしい場合はあまり様子を見ないようにして、早めに診察を受けるようにして下さい。

真菌(かび)による皮膚病

すこし涼しくなってくると細菌性皮膚炎は減ってきます。
かわって増えてくるのが、かびによる皮膚病です。
かゆみはそれほど強くないですが、ふけや赤みを伴って円形に毛が抜けてきます。頭部、手足、体幹などいろいろなところにできます。
脱毛は徐々に周辺に広がって、来院される時には直径2~3cmになっていることが多いです。

一度発症すると治療に時間がかかります。抗生物質には反応しません。抗真菌薬を処方するのですが投薬しても治癒するまでに5~6週間はかかります。原因となる病原体は皮膚糸状菌といいます。

人間にも移りますので手洗いは励行して下さい。

疑わしい皮膚病を愛犬や愛猫にみつけたら早めに動物病院で診察を受けるようにしましょう。

 

ノミとダニの予防(特にダニ予防について)

春と秋は特にダニの多く発生するシーズンです。特にワンちゃんは散歩途中の草むらや芝生などでダニに感染するケースが多くみられます。

 

ここ数年、ダニが媒介する病気でSFTS(重症熱性血小板減少症)というウイルス性の伝染病が発生しています。人に感染すると、高熱、嘔吐、下痢(出血を伴うことも)、筋肉痛などの症状がみとめられ、出血を伴う多臓器不全等で10-30%近くの方が死亡してしまう恐ろしい感染症です。

 

 

ワンちゃんはこの病気のウイルスに感染しても大丈夫ですが、犬の身体についたダニがそのまま室内やお庭などに持ち込まれ、人がかまれたり、場合によってはそこでダニが繁殖したりしたら大変です。

犬猫ともノミダニ予防(特にダニ)の予防はしっかりとお願いします。

左から スポットオン、おやつタイプ、錠剤(のみとダニのほかフィラリアも予防)

 

予防、駆虫のお薬は、動物の背中につけるスポットオンタイプと飲み薬(内服薬)がございます。最近では、1錠でノミとダニとフィラリア、3種類全部予防できるものも発売されました。

どのお薬も、月に1回投薬します。どのタイプも予防効果はしっかりしています。それぞれのお薬の特徴やお値段など、お気軽にお問い合わせください。

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