ペットの病気と健康について | 愛知県愛知郡東郷町にあるとうごう動物病院/犬・猫・ハムスター・フェレット・ウサギなどの病気の治療、ワクチン、フィラリア、マイクロチップ

ペットの病気と健康について

避妊・去勢手術について



めす犬の避妊手術 : 卵巣と子宮を切除する手術です。実施する場合は生後5-8か月くらいで行うのがよいでしょう。以下に避妊手術を実施した場合のメリットとでデメリットを挙げておきます。

メリットといたしましては、

1. 将来の子宮や卵巣の病気を完全に防ぐことができる
2. 乳腺腫瘍を予防できる
3. 発情がなくなるのでわずらわしい出血に悩まされなくて済む
4. 予期せぬ妊娠を防ぐことができる
5. しつけを入れやすいなど

乳腺腫瘍の発生を予防する目的で手術する場合は少なくとも3回目の発情が来る前に手術をしましょう。

デメリットは

1. 健康体に施す手術であり手術や麻酔のリスクを負う
2. かなり太りやすくなる
3 まれに性ホルモン関連性の尿失禁や脱毛がおこる
4. 毛の質がかわることがある(ミニチュアダックスは特に)
5. お金がかかる

手術をしない場合、乳腺の腫瘍や子宮蓄膿症にかかりやすくなったり、毎回発情がきて大変だったりしますが、それが犬としては自然なことでもあります。病気になってからでも十分治療は可能です。オーナー自身がよく考えて手術をするかどうか決めるようにしましょう。

オス犬の去勢手術 : 生後半年から1年くらいの間に行うのが一般的です。睾丸を取ります。めす犬の卵巣子宮摘出手術に比べると、開腹手術をしない分、リスクは少なくなります。手術をすることで

1. オス犬の攻撃性や不適切な性行動をかなり抑えることができる
2. マーキングをしなくなる(完全になくなるわけではないです)
3. 前立腺疾患やおしりのヘルニア、肛門周囲の腫瘍などをほぼ予防することができる

などの良いことがございます。

よくないこととしましては先に犬の避妊手術のところでも述べましたが、手術や麻酔のリスクを負うこと、太りやすくなること、おかねがかかること等です。また、手術をしない場合は、

1. マーキング行動
2. マウンティングなど不適切な性関連行動(のっかかって腰を振る)
3. 気性が荒い傾向(個体差大きい)
4. 前立腺疾患や肛門周囲の腫瘍のリスク増大

などの問題を抱えることになります。

 

 

 

めす猫の避妊手術 :これは必ずしたほうが良いでしょう。なぜ かと言いますと、雌猫に発情がきますと、とても激しく鳴くからです。しかも昼夜問わず1月から5月頃まで長期間断続的にです。これには飼い主が普通耐えら れない。犬と同様、卵巣と子宮を切除しますので、術後発情がくることはなくなります。実施する時期は生後6か月から10か月くらいが一般的でしょうか。避 妊手術の一番の目的はこの耐えがたい発情行動をなくすことと、不適切な妊娠を避けることにあります。

オス猫の去勢手術 : これも必ずしたほうが良いでしょう。オス の猫は性成熟に達すると、ほぼ確実にマーキング行動の一環として少量のおしっこ(しかも相当臭い!)を頻繁に部屋の柱や壁にかけてまわります。屋外で他の 猫の気配がしたり、窓から他の猫の姿を見たり、鳴き声がしたり、これらのことがきっかけとなってマーキング行動が始まるようです。通常、去勢手術をするこ とでとマーキングをほぼ確実に抑えることができます。実施時期は猫の避妊手術と同様、6-10か月頃がよいでしょう。手術をしないと本当に部屋か臭くなり ます。ホントです。

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